不妊症および頑固な便秘に悩む女性。体外受精期間中、プロゲデポ(黄体ホルモン注射)を隔日投与されている影響で、便通のコントロールが非常に困難な状態でした。外部からのホルモン投与は体内濃度を急変させ、本来の蠕動運動を阻害する「強烈なバグ」として作用します。
糸練功にて便秘の氣位を確認したところ、0.6合(前回比+0.4合)と改善傾向。大甘丸(大黄甘草湯)の効きが良すぎるほどになり、便が軟らかくなりすぎる場面もありましたが、これは裏を返せば自力が立ち上がり始めている証拠です。腹部の聴診においても、以前より良好なグル音(蠕動音)を確認しました。
妊娠に向けて甲状腺ホルモン(TSH)の漢方治療も並行中。本日は天枢穴への17分間の置鍼で蠕動運動をさらに活性化させ、自宅での神門への施灸をご指導しました。患者様からいただいた美味しいクッキーの差し入れに元気をいただきつつ(笑)、副作用に負けない正気の維持を徹底サポートします。