| 主訴 | とにかく何もやる気が出ず、ここへ来るのもしんどい。肩頸の激しい凝り。百会(ひゃくえ)診:0.5合、五志の憂:0.5合という極限の低値。 |
|---|---|
| 診立て | 脾虚証。適不適診にて、処方薬(デパス等)による強烈なST(沈滞)を確認。※後に前立腺癌の存在が判明するが、当時は「生命の正気」の枯渇と判断し、徹底した補法を選択。 [cite: 2026-02-02] |
| 臨床・湯液連携 | 🌅 鍼灸:脾虚証の本治法を軸に調整。🌅 連携:伝統漢方研究会のネットワークを活かし、兵庫の坂東先生へ紹介、湯液療法を併用。 [cite: 2026-02-02] |
| 経過 | 1ヶ月後:血糖値が安定し、気力が出現。自ら友人をゴルフに誘えるまでに改善。3ヶ月後:百会診・五志の憂ともに 10合 へ。体が軽く、睡眠も良好。最終:自然治癒力が癌という病苦さえも超え、満面の笑顔で終診。 [cite: 2026-02-02] |
【院長より(2026年回顧)】百会診0.5合——それは、いつ命の火が消えてもおかしくない数値でした。しかし、薬によるSTを糸練功で見抜き、伝統漢方の「正気」を補う治療を継続したことで、患者様ご自身の持つ凄まじい自然治癒力が目覚めました。癌という大きな影さえも、正しい診立てと連携によって乗り越え、再びゴルフ場へ向かわれたあのお姿は、20年以上経った今も私の臨床の原点です。 [cite: 2026-01-18, 2026-01-31, 2026-02-02]