| 主訴 | 長年続く胃もたれ。五志の憂(精神状態)は2.5合と低く、自律神経の乱れも顕著。後にしつこい喘息の咳も訴える。 |
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| 診立て | 舌診にて「水毒」を確認。糸練功により胃部(1合)、心臓(6合)の停滞を特定。証は脾虚から腎虚へと変遷。 [cite: 2026-02-02] |
| 臨床処置 | 🌅 本治法:太白・大陵(脾虚)、復溜・經渠(腎虚)への補法。🌅 標治法:中かん・足の三里への刺鍼、吉田流あん摩(按腹)。🌅 対症療法:喘息に対し天とつ・合谷へ刺鍼し、即座に咳を鎮める。 [cite: 2026-02-02] |
| 経過 | 初診後すぐに「お腹がすきっとした」と水毒が消失。回を重ねるごとに五志・胃部ともに10合へ到達。現在は胃の不快感も皆無となり、メンテナンスのための隔週診療へ移行。 [cite: 2026-02-02] |
【院長より(2026年回顧)】
「胃もたれ」という主訴の裏に隠れた水毒や喘息の反応。これらを糸練功と舌診で一つずつデバッグしていく作業は、まさに気脈を整えるパズルのようでした。脾を補い、腎を強めることで、長年滞っていた水の流れ(水毒)が解消され、患者様の笑顔が戻ったあの日。一回の治療の重みを改めて噛み締めた、22年前の春の記録です。 [cite: 2026-01-18, 2026-02-02]