彦根市の鍼灸院 近江治療院 - 氣脈功による東洋医学専門治療院
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彦根の鍼灸|潰瘍性大腸炎疑い・下血→太鍾補鍼で全氣位10・下血ゼロ9日継続(26歳女性)

💠 彦根の鍼灸|潰瘍性大腸炎疑い・下血→太鍾補鍼で全氣位10・下血ゼロ9日継続(26歳女性)

【投稿日: 2026-04-22】

彦根の鍼灸|潰瘍性大腸炎疑い・下血→太鍾補鍼で全氣位10・下血ゼロ9日継続(26歳女性)

旅行中のストレスをきっかけに大量の下血が出現し、潰瘍性大腸炎が疑われた26歳の女性患者さん。病院の血液検査でCRP陰性(炎症反応なし)が確認される一方、腎の氣位は低下したまま経過していました。

前回(4月11日)の治療で腎の氣位が7.2まで回復。そして今回(4月20日)の来院時、下血ゼロが9日間継続していることを確認しました。

今回は柴胡桂枝湯証(表の風邪)が残存していたため、通常とは異なる選択として腎経の郄穴・太鍾への補鍼を用い、「去風と補腎を同時に行う」戦略を採りました。治療後、全腹診の氣位が満点に到達。粘膜修復を見据えた処方の微調整も行いました。

👤 患者プロフィール

年齢・性別26歳・女性
主訴下血・腹部膨満感・潰瘍性大腸炎疑い
発症契機旅行中のストレスにより大量下血が出現
病院検査4月8日受診:CRP陰性・Ht 37.0%(貧血セーフ)・LD高値・BUN低値
本稿診療日2026年4月20日(前回:4月11日)

🔍 東洋医学的病因分析

東洋医学では「腎は封蔵を司る」とされ、腎の固摂力が低下すると下部の出血が止まりにくくなります。旅行という慣れない環境でのストレスと疲労が腎気の消耗を招き、大腸粘膜の固摂機能が破綻したと考えます。

血液検査でCRP陰性(炎症反応なし)であったことは、腸の活動性炎症は落ち着いていることを示します。一方、LD高値は粘膜破壊の痕跡、BUN低値は蛋白質摂取不足を反映しており、粘膜の修復材料となる栄養補給が課題です。

今回の来院時には柴胡桂枝湯証(表の風邪の残存)が認められ、通常の補腎穴とは異なる対応が必要でした。

📊 氣脈功 数値(2026年4月20日)

腹診部位 前回(4/11)
SK
今回(4/20)
治療前 SK
今回(4/20)
治療後 SSK
心下部 5.2 10.0 🌟
5.5 10.0 🌟
季肋下 7.2 10.0 🌟
7.2 7.2 9.8 🌟

※ SK=氣脈功腹診値(治療前)、SSK=ピーク値(治療後最大反応値)。10が満点、3.0以下は症状域。

腎の氣位7.2が前回から変わらず維持されているのは重要な所見です。下血が9日間止まっているのと完全に一致しており、腎の固摂力が安定してきた証拠です。

🪡 治療内容(2026年4月20日)

① 太鍾(腎経・郄穴)補鍼

腎経の郄穴は急性の腎病に対する特効穴。今回は柴胡桂枝湯証(表の風邪)が残存していたため、通常の補腎穴ではなく太鍾を選択しました。去風しながら腎を補う一石二鳥の戦略です。太鍾補だけで全腹診の氣位が一気に上昇しました。

② 関元(任脈・募穴)補鍼

臍下3寸の関元に補鍼し、元気を補い下焦を温めて腎気を固めます。太鍾補で引き上げた氣位を関元で定着・固定する構成です。

治療の組み立て

太鍾補 → 去風+腎を補う(急性対応)

関元補 → 下焦を温め・腎気を固める

表証を取りながら腎を固める、状況対応型の2穴構成。

💊 処方内容(今回・前回から減量)

🌅 朝食前(脾経の旺時・9〜11時)

桜精 2錠
心・腎・肝・脾を補い、血を養います。

🌆 夕食前(腎経の旺時・17〜19時)

独活寄生丸 1包(前回2包→今回1包に減量)
肝腎を補い、腰膝を強化。前回の効果が持続しているため、少量でも維持できる段階に入ってきた判断です。

🌙 眠前(心包経の旺時・21〜23時)

婦人宝 11mg(今回より復活)
血を補い封蔵力を高め、腸粘膜の修復をサポート。来月の内視鏡検査に向けて粘膜をさらに強化するために再開しました。

今回の処方はすべて前回から減量しています。少量でも良好な状態が維持できることは、体の底力が上がってきた証拠です。

🏥 血液検査の所見(4月8日)

CRP陰性 ― 炎症反応なし。活動性の腸炎は落ち着いている。

Ht 37.0% ― 大量下血があったにもかかわらず貧血の範囲内に留まっている。

LD高値(136) ― 粘膜破壊の痕跡が残っている。今後の粘膜修復が課題。

BUN低値(6.4) ― 蛋白質摂取不足。粘膜修復の材料となる蛋白質の補給が必要。

🌿 食養生・セルフケア

おすすめ食材

黒豆・黒ごま・黒きくらげ(腎を補う)/山芋・里芋・長芋(粘膜修復)/鶏肉・牛肉・卵・豆腐(蛋白質補給)/ほうれん草・小松菜(鉄分補給)

避けていただきたいもの

脂っこいもの・揚げ物/辛すぎるもの・刺激物/生もの・冷たいもの/アルコール・カフェイン

セルフケアのツボ(温めるか、優しく押さえる程度に)

太谿 内くるぶしとアキレス腱の間 ― 腎気を補い全身のバランスを整える

関元 臍から下3寸(指4本分) ― 元気を補い下焦を温める

足三里 膝のお皿の下・外側から指4本分下 ― 脾胃を強くし全身の気を補う

大腸兪 第4腰椎の両脇 ― 大腸の働きを整え下血を防ぐ

👁️ 院長の眼

下血が9日間止まっている。腎の氣位7.2が前回と同じ値で来院できている。この二つの事実が、体の底力が確実に上がってきたことを示しています。

今回の治療で印象的だったのは、太鍾という選択です。柴胡桂枝湯証(表の風邪)が残存している状況では、通常の補腎穴だけでは対応しきれません。腎経の郄穴である太鍾は急性の腎病に対応しながら腎を補えるという特性があり、「去風と補腎の同時達成」という今回の状況に最も適合していました。

処方を全体的に減量したのは「体が少量で維持できる段階に入った」という判断です。強い薬を入れ続けるより、体が自分で保てる力を引き出すことが東洋医学の本筋です。婦人宝の再開は、来月の内視鏡検査に向けて封蔵力と粘膜修復力を整えるための布石です。

治すのは患者さん自身の生命力。鍼灸・漢方はそのきっかけに過ぎません🌿

🔬 氣脈功(きみゃくこう)とは

氣脈功は、近江治療院が採用する東洋医学の独自診断システムです。お腹の4か所(心下部・脾・季肋下・腎)に軽く触れながら、鍉鍼(ていしん)と呼ばれる先のとがっていない特殊な鍼を経絡のツボにかざすことで、身体の氣の反応を数値化します。

数値は−1.0〜10.0のスケールで表し、10が最も氣の充実した状態、3.0以下になると症状が現れやすい「症状域」とされます。この数値の変化を見ながら、どの経絡・どのツボが今日の身体に最も必要かをリアルタイムで判断します。

鍼を刺さない(非接触〜極めて浅い)施術でありながら、氣の反応は即座に腹診数値に現れます。理論ではなく、身体の氣の反応が治療の指針です。

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