「倦怠感で体が重く動かしたくない」「朝起きるのが辛い」「動悸がする」「鬱っぽい」
そんな症状を抱えて大学を休学していた19歳の男性患者さん。14歳の発症から5年間、起立性調節障害・睡眠相後退症候群・うつ病と診断され、複数の病院・整体院を経ても「改善してはぶり返す」繰り返しでした。
初診時の氣脈功ではほぼ全経絡がマイナス値。先天の腎虚・脾気虚・陰虚・コロナワクチンによる風毒残留という複合的な病態を分析し、漢方3種の処方のみで対応。32日後の再診で全経絡・全六腑・背部兪穴すべてパーフェクト10を達成し、9月末からの復学が決まりました。
👤 患者プロフィール
| 年齢・性別 | 19歳・男性(大学休学中) |
| 主訴 | 倦怠感・朝起きの辛さ・動悸・抑うつ・頻尿・冷えのぼせ |
| 診断名 | 起立性調節障害・睡眠相後退症候群・うつ病(西洋医学) |
| 発症年齢 | 14歳(思春期の急成長期) |
| 服薬歴 | 西洋薬3種服用中 |
| 既往 | コロナワクチン2回接種 |
| 治療期間 | 32日(漢方3種のみ)で卒院 |
🔍 東洋医学的病因分析
舌診では舌下静脈の怒張(瘀血)と舌苔の厚み(湿熱)を確認。寝汗・多汗・頻尿・冷えのぼせという一見矛盾した症状が並んでいたのは、以下の病理の連鎖によるものでした。
先天の腎虚(生まれつき腎エネルギーが少ない)
↓
思春期の急成長で腎精を消耗(14歳発症の理由)
↓
脾気虚・陰虚が進行
↓
虚熱が発生し胃に飛び火→胃熱
↓
熱が上炎→顔が赤いのに体がだるいという矛盾した症状
さらにコロナワクチン2回接種による風毒の残留が肺と三焦(体の気の通り道)に詰まっていることを確認。これが倦怠感・動悸・気道の滞りとして現れていました。
📊 氣脈功 数値の推移
| 診断項目 | 初診時 | 32日後 |
|---|---|---|
| 全経絡 | ほぼ全てマイナス値 ⚠️ | 10.0 🌟 |
| 全六腑 | 著明な低値 ⚠️ | 10.0 🌟 |
| 背部兪穴 | 著明な低値 ⚠️ | 10.0 🌟 |
※ 氣脈功腹診値。10が満点、3.0以下は症状域。初診時は脾・腎・肺の虚弱が著明。
🪡 治療内容
初診:経絡治療(鍼灸)
経絡レベルの調整を鍼灸で行いました。氣脈功の引経薬SMテストで「反応なし(ST)」が続いていたことから、この症例の本体は経絡病ではなく臓腑病であると判断。帰経薬物(漢方)による臓腑への直接アプローチに移行しました。
処方内容(漢方3種)
🌅 朝食前:桔梗石膏
肺の熱毒を清し、三焦の気道を開く。コロナワクチンによる風毒残留への対応。
🌞 昼食前:六君子湯
脾胃を補い、エネルギー生産の土台を回復。脾気虚の根本治療。
🌞 昼食前:甘露飲
潤いを補いながらこもった熱を冷ます。陰虚+虚熱への対応。
経絡病(浅い病)は鍼灸で対応できますが、臓腑病(深い病)には帰経薬物(漢方)でないと届きません。この症例では臓腑病と判断し、漢方3種のみで32日間対応しました。
📈 32日後の変化
倦怠感・朝起きの辛さ → ましになった
動悸 → 減った
顔色の赤み → ましになった
食欲・睡眠・便通 → すべて改善
頻尿 → 減った
9月末から大学復学予定 🌟
👁️ 院長の眼
14歳発症・5年間ぶり返し続けてきたのは、西洋医学が症状を抑えても臓腑の根本原因に届いていなかったからです。起立性調節障害・睡眠相後退症候群・うつ病という三つの診断名も、東洋医学では「先天の腎虚→脾気虚→陰虚→虚熱」という一本の流れでつながっていました。
氣脈功の引経薬SMテストが「ST(反応なし)」を示し続けたことで、この症例が経絡病ではなく臓腑病であることが明確になりました。臓腑病には鍼灸では届かない。帰経薬物(漢方)でないと臓腑に直接アプローチできないという原則通りの対応です。
コロナワクチンによる風毒残留という視点も今回の診断の重要な柱でした。肺と三焦に詰まった風毒が桔梗石膏で清されたことで、気道が開き全体の回復が加速したと考えます。漢方3種・32日で全経絡パーフェクト10という結果は、病態の分析と処方選択が正しかったことを数値が証明しています。
治すのは患者さん自身の生命力。鍼灸・漢方はそのきっかけに過ぎません🌿
🔬 氣脈功(きみゃくこう)とは
氣脈功は、近江治療院が採用する東洋医学の独自診断システムです。お腹の4か所(心下部・脾・季肋下・腎)に軽く触れながら、鍉鍼(ていしん)と呼ばれる先のとがっていない特殊な鍼を経絡のツボにかざすことで、身体の氣の反応を数値化します。
数値は−1.0〜10.0のスケールで表し、10が最も氣の充実した状態、3.0以下になると症状が現れやすい「症状域」とされます。この数値の変化を見ながら、どの経絡・どのツボが今日の身体に最も必要かをリアルタイムで判断します。
鍼を刺さない(非接触〜極めて浅い)施術でありながら、氣の反応は即座に腹診数値に現れます。理論ではなく、身体の氣の反応が治療の指針です。
起立性調節障害・うつ病・慢性疲労でお悩みの方へ
「西洋医学で改善しない」「ぶり返しを繰り返している」という方も、
まずは一度ご相談ください。
📞 0749-26-5137 📍 滋賀県彦根市西今町720-32
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