彦根市の鍼灸院 近江治療院 - 氣脈功による東洋医学専門治療院
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下腹部痛の鑑別診断 IPによる即時ガス排出で症状軽快

内科・自律神経・不眠

💠 下腹部痛の鑑別診断 IPによる即時ガス排出で症状軽快

【投稿日: 2026-02-13】
【2014-11-12】
💠 下腹部痛の鑑別診断 IPによる即時ガス排出で症状軽快

🔍 診立て

NO414、認知症・冷え症のご婦人。1週間前の結婚式での暴食後、2-3日後に下痢。下痢は止まったが下腹部痛が継続。問診を進めると、下痢以降12日間、おかゆのみ摂取していたことが判明。ガスも排出されていない状態。

⚠️ 鑑別診断のプロセス下腹部痛の原因として最も警戒すべきは大腸癌。しかし全身症状(寝汗・急激な体重減少)が見られないことから可能性は低いと判断。問診を深掘りすると:
・下痢後12日間、おかゆのみ摂取・ガスが全く出ていない→ 便秘によるガス・便の貯留が下腹部を圧迫していると断定

💉 処置

  • 中脘(腹部)刺鍼
  • イオンパンピング(IP)

✨ IP中の劇的変化

「先生、ガスが出ました」

院長が席を外している間にガス排出。この時点から下腹部痛が徐々に軽快していった。

💊 処方

(記録なし)

📊 氣位

(記録なし)

👁️ 院長の眼

下腹部痛という訴えに対して、まず疑うべきは大腸癌である。しかし全身症状がないこと、下痢後の経過から便秘性の腹痛と鑑別した。認知症のご婦人であるため、問診には工夫が必要だった。「それから何も食べていない」という訴えを鵜呑みにせず、丁寧に聞き直すと「おかゆを食べている」という事実が判明。これにより、食事量減少→便秘→ガス貯留という病態が見えてきた。中脘への刺鍼に加え、イオンパンピング(IP)を施術。置鍼の効果もさることながら、IPの即効性は驚異的である。席を外している間にガスが排出され、この時点から下腹部痛が軽快していった。
IPは腸管の蠕動運動を促進し、停滞していたガスや便を動かす力がある。この症例は、IPの威力を改めて実感させてくれた好例である。

IPによるガス排出と下腹部痛軽快