NO692、通常は足の痛みと美容鍼で通院中の女性。本日、突然の高血圧を相談される。来院時血圧測定で上111/下165という拡張期高血圧を確認。糸練功では0.3合という極度の低値。
⚠️ 来院時血圧
・収縮期(上):111mmHg・拡張期(下):165mmHg(著明な拡張期高血圧)
・糸練功:0.3合(極度の低値)
急な相談であったため、深谷伊三郎先生の書籍(当院で「赤本」と呼称)の高血圧の項目を確認。「風市・懸鍾・足三里を落とすな」とのご指導に従い施術を開始。
📊 段階的施術と血圧変化
【第1段階】天柱刺鍼・背部圧痛部灸
→ 上141/下101
【第2段階】下肢への施灸
→ 上131/下94
【第3段階】美容鍼+10分置鍼
→ 上127/下87(正常化)
| 来院時 | 111/165 |
| 天柱刺鍼・背部灸後 | 141/101 |
| 下肢灸後 | 131/94 |
| 美容鍼+置鍼10分後 | 127/87 |
| 降下幅 | 拡張期-78 |
深谷伊三郎先生、凄い。突然の高血圧相談に、当院で「赤本」と呼んでいる深谷先生の書籍を開き、「風市・懸鍾・足三里を落とすな」というご指導を確認。その通りに施術したところ、拡張期血圧165が87まで低下した。これほどリアルタイムに鍼灸の真価を具体的に見せてもらったのは久々である。足に鍼灸をしただけで、血圧が安定する。これが東洋医学の真骨頂だ。西洋医学では説明のつかない現象だが、経絡という氣の通り道を整えることで、全身の生理機能が正常化する。特に下肢の風市・足三里・懸鍾という三穴は、深谷先生が高血圧治療で重視されていた要穴である。この教えをリアルタイムで実証できたことに、改めて深谷先生への敬意と、東洋医学の奥深さを実感した。やっぱり東洋医学は凄い。しみじみそう思った瞬間でした。