70代男性。前回は風邪(湿咳・鼻水)で来院され、今回は体調回復後の全体的なバランス調整を希望。九星命式は一白水星で、もともと腎が弱点になりやすい体質。
氣脈功測定の結果、心下部9.2・脾9.2・季肋下9.2と上焦・中焦は安定しているが、腎のみ2.7と極端に低い状態。脈診では半夏瀉心湯証・補中益気湯証の反応が出ていた。
⚠️ 腎陽虚が根本原因脈診で半夏瀉心湯・補中益気湯の反応が出ているが、これは二次的な症状。根本原因は腎陽虚(腎の冷え)である。腎陽虚→脾陽低下→消化器症状という流れ。対症療法ではなく、根本原因である腎を立て直すことで、他の症状も自然に改善すると判断。
今回は鍼灸処置なし。前回の風邪治療時に左足首の強い冷えが原因であることを確認済み。
📍 セルフケアのツボ:
🍽 食養生:
🛁 生活習慣:
| 部位 | 氣位 |
|---|---|
| 心下部 | 9.2 |
| 脾 | 9.2 |
| 季肋下 | 9.2 |
| 腎 | 2.7 |
✅ 良かった点:根本原因である腎陽虚を的確に見抜き、対症療法ではなく本治法(八味丸)を選択できた。子午流注を活用した服用時間の指定も適切。
⚠️ 注意点:八味丸は温性が強いため、夏場や熱証が出現した場合は減量または休薬を検討する必要がある。また、一白水星の体質的弱点を考慮し、長期的な腎ケアの継続が重要。
🔍 次回確認ポイント:
・腎の氣位が上昇しているか(目標:5.0以上)
・左足首の冷えが改善しているか・全体的な活力・気力が戻っているか・消化器症状(半夏瀉心湯証・補中益気湯証)が改善しているか