以前より継続している膝痛に対し、防已黄耆湯の服用と併せて鍼灸処置を実施。鼠径部の硬結緩和と膝周りへの重点的な施灸により、著明な氣位の向上を認めた症例。
| 🏥 診立て | 右膝の氣位が0.2合と停滞。問診および触診により、右鼠径部から大腿内側にかけての顕著な硬結を確認。下肢の長短差も認められる。 |
|---|---|
| 📍 鍼灸処置 | ・鼠径部・大腿部:内側の硬結をほぐし、下肢のバランスを調整。・背部:大腸兪付近の圧痛点へ施灸。・局所:膝の鶴頂(膝蓋骨直上正中)へ重点的に施灸。 |
| 💊 処方・養生 | ・防已黄耆湯を継続服用。・自宅での自家施灸を指導し、治療効果の維持を図る。 |
| 📊 氣位(SK vs SSK) | 術前(SK):0.4合背部処置後:5合代鶴頂処置後(SSK):9合代 |
👁️ 院長の眼
膝自体の痛みであっても、鼠径部や大腿内側の硬結が「根」となっている場合があります。局所の鶴頂穴への施灸で一気に氣位が9合代まで跳ね上がったのは、事前の筋緊張緩和が功を奏した結果です。通院間の自家施灸が、次回のSK値をどこまで底上げできるかが鍵となります。