長年、緊張場面での手の震えとこわばり(書痙)に悩み、思うように筆を運べなかった症例。糸練功により精神的葛藤の指標である「五志の憂」を特定し、機能回復を目指した臨床記録。
| 🏥 診立て | 五志の憂(精神的緊張・不安の鬱滞)が1.9合。数値としては極めて低いものの、生体の反応には明確な「こわばり」を検知。 |
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| 📍 鍼灸処置 | 緊張時に亢進する神経伝達を抑制し、五志の巡りを正常化させるための特効穴への刺鍼を実施。 |
| 💊 処方 | 精神的鬱滞を除き、末梢の血行と神経伝達を円滑にする漢方薬を選定。 |
| 📊 氣位(SK) | 五志の憂:1.9合(治療開始時)目標氣位:10.0合(完全寛解) |
👁️ 院長の眼
まだ氣位が2合に満たない段階ですが、運筆には明らかな改善が見られます。台風への注意喚起をしっかりと書き記されたその筆跡には、患者さんの「治りたい」という強い正気が宿っています。緊張の場面でも臆することなくペンを執れるよう、一歩ずつ10合(完成)の山を目指して伴走を続けます。