「腰が痛い…でも、実は心不全とも言われていて…」主訴の陰に隠れた心臓の危機(2合)。糸練功と補中益気湯、そして確かな鍼灸の技が、主治医も驚く回復をもたらした症例。
症例:昭和15年生 64歳女性
腰痛・坐骨神経痛で来院。診療中に告げられた「心不全」の診断。糸練功にて心臓部を確認したところ、2合という極めて低い停滞を確認しました。
| 検診時期 | 心臓の合数 | 五志の憂(精神) | 状態の変化 |
|---|---|---|---|
| 初診(6/24) | 2合 | 5合 | 心臓の悶々感、激しい腰痛。 |
| 7/21 | 2合 | 0.5合 | 寝ると痰が多く出る。肺虚肝実証で対応。 |
| 8/4 | 9合→10合 | 10合 | 裂紋舌消失。主治医が驚くほど回復。 |
院長考察:当初は腰痛が主訴でしたが、肝虚証や肺虚肝実証による本治法(復溜・養老・委陽など)を施すことで、心臓の機能が劇的に改善しました。望診による「裂紋舌」への気づきと、補中益気湯の併用が大きな鍵となりました。「自然治癒力に勝るものなし」を、私自身が改めて勉強させていただいた貴重な経験です。