患者様。突然右耳が聞こえなくなったとのこと。病院でステロイド治療を受けながら、並行して当院に来院。糸練功(氣脈功)にて少陽三焦経の変動をキャッチ。
突発性難聴は、発症から早期に治療を開始することが極めて重要である。ステロイド治療と鍼灸治療の併用は、相乗効果が期待できる。
⚠️ 少陽三焦経の異常糸練功(氣脈功)で少陽三焦経の変動を確認。耳は三焦経が主る部位であり、耳門・聴宮・聴会といった経穴が耳の周囲に分布する。突発性難聴の場合、この三焦経の氣血の滞りが原因となることが多い。早期着手が回復の鍵となる。
| 回数 | 状態 |
| 初診 | 突然右耳が聞こえなくなった(糸練功で三焦経変動確認) |
| 1-2回目 | 耳門・聴宮への深刺+竜胆瀉肝湯服用 |
| 3回目後 | 病院の検査で聴力がほぼ正常値まで回復 🌸 |
この患者様は、突然右耳が聞こえなくなったとのことで来院された。突発性難聴である。病院でステロイド治療を受けながら、並行して当院での鍼灸治療を希望された。突発性難聴は、発症から早期に治療を開始することが極めて重要である。一般的に、発症から2週間以内に治療を開始すれば、回復の可能性が高い。逆に、時間が経過すればするほど、聴力の回復は難しくなる。当院では、糸練功(現在は氣脈功)で体質を診断する。この患者様の場合、少陽三焦経の変動をキャッチした。耳は三焦経が主る部位であり、耳門・聴宮・聴会といった経穴が耳の周囲に分布する。突発性難聴の場合、この三焦経の氣血の滞りが原因となることが多い。治療は、耳門・聴宮への深刺である。これらの経穴は、耳珠の前にあり、口を開けるとくぼむところに取穴する。ここに深く刺鍼することで、耳周囲の氣血の巡りを改善し、三焦経の流れを整える。また、竜胆瀉肝湯を処方した。竜胆瀉肝湯は、肝胆の湿熱を清める処方である。三焦経と表裏関係にあるのは少陽胆経であり、胆経を清熱することで、間接的に三焦経の熱も下げることができる。突発性難聴には、しばしば肝胆の湿熱が関与しているため、竜胆瀉肝湯は有効である。
3回目の治療後、病院の検査で聴力がほぼ正常値まで回復したとの嬉しいご報告をいただいた。わずか3回の治療で、ここまで回復したのは、早期着手の重要性を物語っている。突発性難聴は、時間との勝負である。ステロイド治療と鍼灸治療を併用することで、相乗効果が期待できる。耳門・聴宮への深刺と、竜胆瀉肝湯の服用。この組み合わせが、今回の劇的な回復をもたらした。早期着手の重要性を痛感した症例である。