| 主訴 | 妊娠に伴う腰痛。最近は横になると動悸がし、安眠できない状態。腎臓の圧迫による「心腎の陰虚火動」と推察。 |
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| 診立て | 糸練功にて2合を確認。経別脈診により「胃陽証」「小腸陽証」「奇経の症」を特定。内臓的な負担を考慮し、短時間で高い効果を出す経別治療を選択。 [cite: 2026-02-02] |
| 臨床処置 | 🌅 座位治療:身体への負担を最小限にするため、座ったまま施術。🌅 IP療法:胃・小腸の経別治療、および奇経(帶脉:臨泣-外関)への処置。🌅 円皮針:最も痛むピンポイントへ施し、即時寛解。 [cite: 2026-02-02] |
| 院長考察 | 経別治療は、臓腑の表裏関係にある2経脈を極めて短時間で調整できるため、長時間の臥位が困難な妊婦さんには最適な選択でした。師匠から受け継いだ技術の精度を、改めて痛感した症例です。 [cite: 2026-02-02] |
【院長より(2026年回顧)】
20年以上前、目の前の妊婦さんの苦痛をどうにかしたい一心で、必死に経別脈を読み解いていた自分の姿を思い出します。当時は病理考察に迷いもありましたが、この時の「座位で治す」という経験は、現在の氣脈功の柔軟な対応力の礎となりました。お腹の赤ちゃんと共に笑顔で帰られたあの日のお姿は、今も私の大切な原点です。 [cite: 2026-01-18, 2026-02-02]