腰痛、痺れ、麻痺を主訴とする症例。前回の治療後は極めて良好な経過を辿っていましたが、急激な「膝裏と腰のつっぱり」を訴えて来院。糸練功にて経筋診を行ったところ、膝裏 0.3合、腰 0.5合と氣位が著しく低下。週末の外出時に長時間クーラーに当たったことが原因と特定しました。
「つっぱり」は経筋治療(焼き針)の適応証です。左大腸経筋の異常に対し、商陽から曲池にかけて火で熱した鉄棒を跳ねるように当てる処置を実施。結果、膝裏 6.7合、腰(左腎経筋) 6.8合まで即座に改善。患者様も「凄く軽くなった」と術直後に実感されました。
本症例の漢方の証は「桂枝加苓朮附湯証」。附子を必要とする「寒証」の土台があるため、夏場の冷房は天敵となります。今後も暑い時期の長ズボン着用など、徹底した冷え対策をご指導しつつ、自家施灸による正気維持を継続していただきます。