平成21年の初診。「杖なしで歩きたい」という切実なログに対し、左腰痛、両足の痺れ、麻痺を伴う重層的なシステムエラーの修復を開始しました。開始半年で、右膝・左腰ともに 4.9合(防已黄耆湯合桂枝加苓朮附湯パッチ等)まで改善。しかし、その半年後には「治療量を超える身体への負担」により右膝 0.6合までデグレード。無理のない養生(セーフモード運用)を徹底指導しました。
平成23年7月には、左腰痛が 10合±の満点スコアへ到達。しかし、膝の復旧が追いつかず 2.2合に留まるなど、システム内のリソース競合(一方が良くなると他方が落ちる)が発生。越婢加朮附湯や風参などのパッチを入れ替えながらデバッグを継続しましたが、年末には腰痛 2.2合、右膝 6.3合と再びバランスが崩れ、正気の立ち上がりが安定しない状態が続きました。
このシーソーゲームのような難解なバグの最中、患者様は県外(岐阜)への転院を選択され、当院での接続は一旦終了となりました。完治(杖なし歩行)という最終デプロイまで伴走できなかった悔しさが残るログですが、この「負担と治療の相克」という貴重なデバッグデータは、後の再ログイン(NO.380-2)を支える重要なコードベースとなりました。前半戦の記録、ここにアーカイブします。